ベルトにお腹の肉が乗ってるのをみて、甥っ子に「ノッてるぜ!」と掴まれました。
精神的虐待です(笑)
いつも読んで頂いてありがとうございます。

今日もよろしくお願いします<m(__)m>
以前、タイトルのような質問がありました。
確かに認知症が発症するとその方は昔に戻るような事があります。
それにはちゃんとした理由があります。
では今回は「認知症の人の退行」について書いてみようと思います。
記憶
人間は脳の海馬で記憶を処理します。
認知症になり、その海馬にダメージを受けると、新しい出来事を処理できなくなり、記憶できなくなります。
人は脳に記憶された記憶を頼りに生活や行動を行います。
そうです。記憶とは「過去の出来事」なのです。
認知症や記憶障害の無い人は、その過去の出来事と「現状」を照らし合わせながら「今」に適応しています。
では、今を記憶する事ができなくなったらどうなるでしょうか?
そうです。脳に残っている「記憶」を頼りにするしかありません。
例えば私達にスマートフォンの記憶がなく、携帯電話の記憶しか無い状態で、「電話してください。」とスマホと携帯を渡されると確実に携帯電話を使って電話をすると思います。
つまり、新しい事が記憶出来ないという事は、残されてる過去の記憶を頼るしかないと云う事になります。
認知症という病気
認知症という病気(正確には症状)は、病的に記憶を失っていきます。
80代の認知症の方に「何歳になられましたか?」と尋ねると60歳代と返答する事があります。
その方は現在60歳代の記憶で生活しているのだと思います。
そうです。その方には20年前の60歳代の時が「今」なのです。
それを私達は「退行」と捉えています。
退行しているのではありません。
その時の記憶と現状を必死に擦り合わせて生活しているのです。
これを考えると、認知症の方が新しい道具の使い方がわからなくなるのも納得できます。
記憶障害をきちんと理解する事が大切ですね!
今日はこの辺で!(#^.^#)
ありがとうございました。(#^.^#)
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