介護職の勘違い「夢を叶える」と「日常の支援」の違いとは

介護
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最近よくSNSで見かける「キラキラ介護職」

キラキラ輝いて仕事をすることは、とても良いことです。

しかし、そのキラキラを利用者にまで押し付けたり、他のスタッフに押し付けるのはちょっと違うのではないだろうか?

今回は、元キラキラ介護福祉士の私が、キラキラ介護士の勘違いについてお伝えしたいと思います。

クレームは一切受け付けません(笑)無視します(笑)

介護の仕事は楽しんだもん勝ち!【人生の技術】せいいちゃんです!

今日もよろしくお願いします<m(__)m>

キラキラ介護士とは?

「利用者の為」「利用者の夢を叶える」「利用者優先」などの台詞を吐きながら、「情熱」と暑苦しさを勘違いし、自分の時間のみならず、周りのスタッフの時間までも奪い、自己満足なケアやイベントを利用者が喜んでいると勝手に脳内変換させる種族である。

つまり、自己満足を「利用者の為」と置き換える自己中介護士の事である。さらに、その自己中に気が付いていない。なんてことを書くと、自分の正義(価値観)を振りかざす人からメッセージが来るんだろうな(笑)と思いますが、私も「元キラキラ介護福祉士」です。

  • レクレーション予定表を無視して、天気が良いからと利用者をつれて勝手に散歩に行って、「喜んでる」と思ってました。
  • 盆正月には、自宅で過ごしたいだろうと思い、「家に帰ることが正しい」と思い、その夢を叶えてやる!と家に連れて帰らない家族は「悪」だと思っていました。
  • 外食を希望される認知症の利用者さんを外食に連れて行き、「夢を叶えた!」と満足に浸っていた。

このように、「楽しいだろう」「満足するだろう」と、自らの力だけで出来なくなったことを「夢を叶える」という言葉を使って、支援していたのです。

夢って何?

そもそも、夢ってなんだろ?

夢とは

① 睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。「怖い夢を見る」「正 (まさ) 夢」

②将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが夢だ」「少年のころの夢がかなう」

③ 現実からはなれた空想や楽しい考え。「成功すれば億万長者も夢ではない」「夢多い少女」

④ 心の迷い。「彼は母の死で夢からさめた」⑤ はかないこと。たよりにならないこと。「夢の世の中」「人生は夢だ」

国語辞典

と国語辞典には書いてあります。

つまり、①は一旦置いといたとして、②と③から考えても、努力などを積み重ねて実現させることであったり、空想ということになります。ここで大切な事は、将来実現させたい事や現実から離れた空想と言う事です。

しかし、英語のDreamは少し意味合いが違います。

Dreamは、「必ず実現させること」又は「必ず実現させたいこと」と意味付けられています。

「日常の事」が出来なくなること

私達が関わる「高齢者」は、何らかの支援が必要になった人です。誰かの手を借りなければ、「買い物にも行けない」「調理が出来ない」「歩行が出来ない」「お風呂に入れない」など、専門用語で言えば「ADLやIADLが低下し支援が必要」な状態です。

そうです、今まで誰の手を借りること無く出来ていた事が出来なくなるのです

それが、「支援を受ける」と言う事で、当事者にとっては、「屈辱」でもあります。

パーソン・センタード・ケアのトム・キッドウッドは、排泄や入浴で誰かの手を借りなければならない事は、認知症になりたくない理由の一つだと伝えています。

つまり、誰かの支援を受けることなく日常生活を送れることが、その人のプライド(誇り)であるのです。日常の事が出来なるという事は、その人のプライドが傷つけられるということになります。

夢と日常を取り戻すことは違う!

ここまで読んで頂いた方なら、私が何を言いたいのかを何となく理解して頂けていると思います。「夢を叶える」とはいう事は、「自立」した状態でも努力をしなければ実現出来ない事を目指し達成することです。

ですから、支援が必要になる前に「日常の事」として行っていた事を、「支援が必要になった状態」で、「支援を受けながら行う」ことは、「日常を取り戻す」ことなのです。

つまり、「夢を叶える」事と「日常を取り戻す」ことは違うことなのです。

キラキラ介護士の迷惑

さて、「夢を叶える」と「日常を取り戻す」の区別のつかないキラキラ介護士は、利用者の為になることは良い事と考え、「良いことを行っているのだから、みんなも一緒に行うべきだ!」と考えます。そして、「自分の中の良い事」に他のスタッフを巻き込んでいきます。

それは、自分の価値観の押し付けであって、他のスタッフも同じ価値観で同じ方向を向いているわけではありません。その事実に気が付かずに突っ走ることで、他のスタッフはキラキラ介護士のフォローをすることになるのです。

まとめ

ここまで、キラキラ介護士について書いてきました。お伝えしたい事は、「キラキラダメだ!」ということではありません。

キラキラも時には必要です。介護が必要な人専用の旅行代理店は、キラキラ介護士が必要な職場だと思います。

私が言いたい事は、一つです。

「夢」という抽象的な言葉を使って、「綺麗事」にするのではなく、「日常を取り戻す」という現実と向き合い、具体的(ケアプランに記載する)に進めていくことが大切。

ということです。

これはあくまでも私の持論「せいいちゃん寝る理論」です。(笑)
信じるか信じないかはアナタ次第です!

では、今日はこの辺で!

ありがとうございました。

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