6月にも入り、そろそろケアマネ(介護支援専門員)を受験しようか悩んでいる人もいると思います。今年度の試験は10月10日(日曜)です。申し込みは5月下旬から6月末くらいになっていますので、受験を考えている方は、書く都道府県に問い合わせを行ってください!ちなみに私の長崎県は、既に募集が始まっています。申し込みの締め切りは6月末消印有効です!受験の手引きは「介護労働安定センター長崎支部」のホームページでご確認ください。
今日はそんなケアマネを目指す人に、「私、せいいちゃんがケアマネになって苦労した事」とその解決方法をお伝えしたいと思います。

介護の仕事は楽しんだもん勝ち!seiichiです!
今日もよろしくお願いします<m(__)m>
ケアマネ(介護支援専門員)になって苦労した6つのこと
私がケアマネ(介護支援専門員)になって苦労した事は、下記の6つです。
- 実は電話が苦手。(実は今も苦手)
- 書類整理が苦手。(もちろん今も苦手)
- 自分の提案に自信が持てない。(今も持てない)
- 仕事のon/offの切り替えが出来ない。
- 上司の主任ケアマネが指導してくれない。
- いつの間にか、ケアマネの責任にされている。
今日はこの6つの事について、解説したいと思います。
実は電話が苦手。(実は今も苦手)
実は介護業界の人って「電話が苦手」という人は多いのかもしれません。
私の場合は特になのだと思いますが、「ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)」をとても大切にしています。
相手の表情や視線、動き、雰囲気、声のトーンなど・・・
自宅でも家内の後ろ姿だけで「機嫌」が分かるほどです(笑)
「声」だけという情報に制限のあるコミュニケーション方法にはすごく不安を感じます。
声のトーンが低かったり、少しでもつっけんどんは返事をされると、次から電話をかけるのが嫌になります。
ですから、自分自身は出来るだけ声のトーンを上げて、明るく電話に出るようにしています。自分が苦手なので、相手に嫌な印象を与えたくありません。
例えどんなに苦手であっても、仕事ですから電話をしないといけない場面があります。
そんな時は、「勢い」で電話をします。「電話をしないと!」と思った瞬間に電話をするようにしています。時間を空けるとドンドン電話を掛ける事が嫌になります。
どうしても、時間を空けなければいけない場合は、なにか別の仕事をクリアして、そのままの勢いで電話をします(笑)
つまり、「仕事スイッチ全開モード」の時に苦手な事をやってしまいます。
最近では、SMSやメールでOKのご家族も増えてきたので、積極的に利用しています。
書類整理が苦手。(もちろん今も苦手)
この書類整理が、超苦手です。
いまでも、机の上には書類が山積みです(;^_^A
書類を作成したり、頂いた時にすぐにファイリングすればよいだけの話なのですが、それが面倒くさいのです。
なので私の場合は、利用者さんのメインファイルとは別に個別のクリアファイルを用意していて、頂いた書類はそれにポンポン入れて、月末か月初にメインファイルにファイリングするようにしています。
自分が作成した書類については、紙で保管しなければならないルールはありませんので、ソフト内に保管し、必要になったらプリントするようにしています。実は実地指導でも、プリントせずにパソコン内保管でOKです。(自治体によって違いはあると思いますので、要確認。)
ただ、パソコンにインストールするタイプのソフトは、パソコンが壊れるとデータも壊れる可能性があるので、クラウド版のソフトを利用されている場合のおススメ保管方法です。
もっとおすすめの書類整理の方法があったら誰か教えてくだい(笑)
自分の提案に自信が持てない。(今も持てていない)
これは自分のケアマネとしての経験が少ないことで苦労しているのだと思います。
人間は、経験してことでしか判断が出来ません。
つまり、経験の無い事はどんなに考えても、解決策を引き出す事が出来ないのです。
ですから、私の場合は私よりの経験豊富なケアマネに相談するようにしています。
同じくらいの経験値の知り合いのケアマネでも、自分とは違う経験からベターな提案を考える事ができるかもしれません。相談できるケアマネの知り合いは沢山作っておいて損はしません。
ちなみに、最近は「ベストな提案は考えない」ようにしています。
提案はあくまでも「ベター(より良い)」で良いと思っています。それが「ベスト(最も良い)」になるかどうかは、提案後に利用者とその家族が判断するものだと思っています。
この考えになるのに、5年かかりました(;^_^A
おかげで、提案をすることが少し楽になりました!
仕事のon/offの切り替えが出来ない。
基本的には、週休二日でちゃんと休みはありますし、自分の都合でスケジュール管理が出来るので、働きやすいのですが、一人暮らしの利用者さんが体調不良だったり、入居型のサービスが見つからなかったりすると、とても気になり気持ちがゆっくりなりません。
ずっと頭の中で考えて、休みのはずなのに仕事をしている気分になってしまう事があります。
特に、一人暮らしで親族がすべて遠方にいる利用者を沢山担当すると、天候や季節によっても心配事が増える為、休みが休みになりません(;^_^A
休みは休みと割り切ってしまえばよいのでしょうが、私の場合はそれが出来ないので今でも苦労しています。
対策としては、自分が気になり、休みでもずっと考えてしまいそうな仕事から最優先で片づけるようにしています。一人暮らしで親族が近くにいない方の場合は、いつでもショートステイに繋げる事が出来るようにしておくと、少し気楽になります。
上司の主任ケアマネが指導してくれない。
主任ケアマネの役割には、「後進の育成」があります。
私自身が主任ケアマネ研修を受けて、実際に学んだ役割です。
私の場合は、施設ケアマネはグループホームで経験し、施設と居宅の中間的な経験は小規模多機能型で積んできたのですが、純粋な居宅の経験がなく、居宅のケアマネでしか経験出来ない事が抜けていました。
その部分もきちんと説明した上で採用して頂いたのですが、ケアマネ経験が10年あった為、ケアマネ業務は全てできると勘違いされ、細かく指導してもらえないどころか、少しのミスでも怒鳴るように怒られました。
「わからないことがあったら、何故聞かないの?」と怒鳴られても、聞けるはずがありません。
また、同じ居宅内の他のケアマネとの扱いにも違いがあり、上司から私に話しかけてくることはなく、1人孤立していました。
まぁ、ケアマネ経験10年以上、管理職経験(経営者も含む)10年以上、講師経験10年以上という経歴の人間が部下になってミスをするのが気に入らなかったのでしょうが、人間は経験の無い事は判断できませんし、上手く実行できません。どんな経験豊富な人間でも、「知らないこと」には、ヒット&エラーはつきものです。
そのエラーを少なくする役割が上司や主任ケアマネにはあるのですが、それを放棄した人の下にいるのはとても苦痛でした。
心療内科に通う一番の引き金になりました。
いまでは、心療内科に通うこともなくなり、働きやすい職場に変わってとても快適です。
いつの間にか、ケアマネの責任にされている。
私が、ケアマネを行っていて一番理不尽に思うのがこの部分です。
必死に考え、マッチングしたにも関わらず、サービス事業所と利用者やその家族との関係性が上手くいかない・・・
そこで、「別のサービス事業所を紹介してください。」とか、サービス事業所から「上手く関係作りが出来ませんでした。」と連絡が入るのは良いのですが・・・
「ケアマネが紹介した事業所がダメだった。」「ケアマネが面倒な利用者や家族を紹介した。」となる場合が稀にあります。
ケアマネと言っても、サービス事業所の実態は全て把握しているわけでもありませんし、利用者やその家族がクレーマーだったりすることを初めから把握できません。
考えた結果、「今のベストな選択」を提案し、納得して頂き、利用開始に繋がっていくのです。
それがいつの間にか、「あのケアマネは・・・」ってなるのです。
上手くいかなかったら、ケアマネの責任!って自分達の行動や言動を振り替える事なく、「他人責任論」で片づけるのは止めてほしいと思います。
ここだけの話ですが、某ケアハウスの責任者が好き勝手嘘を並べて、直ぐにケアマネの責任にするようですが、ご家族にそれがバレて、行政に報告されたみたいです。自業自得です。
まとめ
取り留めのない記事をここまで読んで頂いてありがとうございます。
今日は、私がケアマネになって苦労した6つの事。
- 実は電話が苦手。(実は今も苦手)
- 書類整理が苦手。(もちろん今も苦手)
- 自分の提案に自信が持てない。(今も持てない)
- 仕事のon/offの切り替えが出来ない。
- 上司の主任ケアマネが指導してくれない。
- いつの間にか、ケアマネの責任にされている。
について、解説しました。(笑)
解説というより愚痴ですね(笑)
なかなか苦労の多いケアマネですが、メリットがないわけではありません。
次回は、「私がケアマネになってよかったこと」を書きたいと思います。
では今日はこの辺で!
ありがとうございました。(#^.^#)
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