「認知症」という言葉を知らない介護職は居ないと思います。
しかし、認知症を理解している介護職はどれだけいるのでしょうか?
今日は、現場で何気なく使っている言葉で、実は認知症の方が傷ついている言葉をお伝えしたいと思います。

介護の仕事は楽しんだもん勝ち!【人生の技術】せいいちゃんです!
今日もよろしくお願いします<m(__)m>
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何故NGワードを使うのか?
簡単に言うと「認知症の記憶障害を理解していないから」です。
「知っている」と「理解している」では大きな違いがあります。知っていても、実践出来ていなければ何の意味もありません。
これが認知症高齢者に使ってはいけない3つのキーワードだ!
「覚えてる?」
認知症の中核症状で皆さんもご存知なのが記憶障害です。記憶障害には、「短期記憶障害」と「長期記憶障害」があります。
その短期記憶障害は「出来事」を記憶することが出来なくなります。
例えば、皆さんの好きな花見などのイベントです。これらのイベントに参加しても、何に参加したのかわかりません。
ですから、「覚えてる?」と尋ねても覚えていないのです。
覚えていませんが、そこで「覚えていない」と答えては相手に迷惑をかけると考える高齢者は、「覚えているよ!」と返答します。
それが、実はストレスになるのです。
皆さんも、覚えていない事を尋ねられるとストレスになりますよね?
「さっきも言ったよね!」
認知症の人が繰り返し同じことを尋ねるのは、不安を解消する為です。
その不安とは、記憶できないことで未来を予測できないことから起こります。
ですから、何度も確認をするのです。
その行動に、「さっきも言ったよね?」と言われても、覚えていないのですから、本人は何のことか分かりません。
つまり、覚えていないことを言われても、不愉快なのです。
「何度も聞きました!」
先ほどから何度も説明をしていますが、記憶できないのですから話したことを何度も繰り返し話します。
あえて、上記の下線部分の言葉を使いましたが、記憶障害のない皆さんでも、少し不愉快な思いをされると思います。
記憶障害があり、大切なことや伝えたいと思っていることを伝えたら、「何度も聞きました!」といわれると、みなさん以上に不愉快な思いをするでしょうし、「始めて話したのに!」と怒る人も出てくると思います。
まとめ
では、今日はこの辺で!
ありがとうございました。
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